図工

中之条ビエンナーレ

ひなびた温泉街で行われているイベント.今年は,市町村合併の影響で範囲が広くなったという.一日では見切れない作品群.とりあえず,二日出かけて見た.暗闇に浮かぶ睡蓮の花と葉.幻想的と一言で言ってしまえばそれまでなのだが,目が慣れて,花,葉のひ…

前橋演劇祭2010「ゴドーを待ちながら」

原作:サミュエル・ペケット 上演:舞台藝術實驗室うたかた アマチュア劇団の公演である.原作のタイトルぐらいは知っていた.どんな内容かは知らず. ボロをまとったホームレスが二人.ゴドーという人物を待ちながら,通り過ぎる人物たちと会話する. 意味不…

 稲垣有里染織展in「フラスコ」

昨年に続いて、神楽坂で行なわれた稲垣有里さんの個展。何度訪ねても、その色と織の奥の深さに感嘆する。今回、有里さんが追求したのは貝の内臓で染める「貝紫」という紫色。 『色の名前で読み解く日本史』(中江克己著)によれば、日本において紫は最高級の…

劇団四季『ジーザス・クライスト・スーパースター』

「 Jesus Christ Superstar」というミュージカルの存在を知ったのは、10代のころ好きだった沢田研二のLPレコードでだった。主に、すごい曲があるんだなと、ジュリーの歌よりも、その内容にびっくりした。 その何年後かに、テレビで、イスラエルロケされた…

『パコと魔法の絵本』

雑誌での広告と、テレビでのCFのみで、どんな内容なのかわからず。ノベライズが文庫で出たのを読んだ長女次女が「映画を観たい」というので、観た。初出は芝居なのだという。確かに、リアルな背景とは違う。こういう場所は、リアルにはありえないだろうと…

佐藤幸代展

<ルーマニア文化遺産修道院修復報告> 地元の小さな美術館で行われた個展。次女が行きたいというので、夫とともに出かける。金・土・日のみの開館のこの美術館は、赤城山の中腹、別荘地の中にある。下界とはまったく引き離されたような場所に在しながら、人…

アニメーション映画特集

群馬会館で、行われていたイベント「映画シリーズ」は、非欧米映画シリーズとして始まった。今回は、アニメーション特集。9月21日〜24日まで、計21本のアニメが上映された。それらは、けして「子供向け」といえるものばかりではない。時間を作って、5本の作品…

ますむら・ひろし原画展at八王子夢美術館

次女と三女と共に、早朝、駅に向かう。ネットで下調べしていた経路は大宮経由だったのだが、高崎から八高線を乗り継げば簡単である。 「なんで、そんな経路になったんだろうね」 「着時間を指定しちゃったからかもね」 そんな会話をしながら、次女は携帯電話…

障害者ミュージカル『ユタと不思議な仲間たち』『人間になりたがった猫』

『ユタと不思議な仲間たち』という話は、テレビのドラマでも見た。劇場中継でも見たことがあった。それを、障害者の劇団が上演するのだという。自分を表現することが苦手な知的障害者が、どこまでできるのだろうか。知的障害にもいろいろある。いわゆる知恵…

YOSHITOMO NARA+graf『AtoZ』

帰省した際に、市内の中心街で行なわれているのを知る。メイン会場は、酒蔵を改造した(というより、廃屋を流用したとでも言ったほうが、雰囲気が伝わるかも知れない)美術館。 地元出身の画家の奈良美智さんを中心に、大阪のグループ『graf』や複数の現代ア…

「レオノール・フィニ」展

群馬県立近代美術館にて開催(9月23日〜11月3日) 『夢先案内猫』という物語の作者である事は知っていた。落ちていく直前のような、妖しさを秘めた物語。何度読み返しても、落ちるところまではいかない。手を伸ばせば、届きそうなのに届かないような、じれっ…

美術館「ハラ ミュージアム アーク」

Art & Life 会期 2004年3月20日(土)〜11月23日(火・祝)ギャラリーが3つの建物に別れている。木造、黒塗りの建物だ。 グリーン牧場という観光牧場と同じ敷地内にある。ぎゃらりーB ☆草間彌生(くさまやよい) 「ミラールーム(カボチャ)」 ドアを…

『日常の変貌』

と言う事で『群馬県立近代美術館』へ行ってきました。 *会田誠 *大谷有花 *鷹野隆大 *平川典俊 近代美術作家の4人展。次女は「近代美術って、なんか怖いからやだ」と言って留守番。 長女と二人で行く。というのも、長女の友人である、詩人の広瀬犬山猫ク…