こういう話だとは知らずに読んだ。多くの共感を持ちながら読んだ。実家の母を思い浮かべながら
「おばあちゃんを思い出したよ。でも、この本のおばあちゃんは、上品だけれどね」
次女が言う。実家の母も、孫たちに向かって
「おばあちゃんは、魔法使いなんだよ」
と諭していた。実際、この本のおばあちゃんと同じように、専業主婦で、あらゆる家事をみごとにこなしている。娘のわたしは、やはりこの本の「ママ」と同じで、幾分かの反発感を母親に対して持っていた。
既視感。
あまりにも、はまりすぎて、くやしいほど泣けた。
さて、わたしも魔女になれるんだろうか
『渡りの一日』
なんだか『ルー=ガルー』に出てきた女の子みたいだった。