『SFマガジン』11月号

ときどき、このひとがこんな表現をするのか、と驚くことがある。

<馬脚の群に涎は光>難波弘之

田中啓文「忘却の船に流れは光』の書評である

まさに文学の皮を被ったスケベの妄想、SFの面を被った凍りつくほど寒いオヤジギャグが書きたいだけなのだ、田中は!この時間泥棒!死ね!


難波さんは、ミュージシャンである。キーボード演奏を主に、山下達郎さんのバックで演奏していたりする。最近では、KONISIKIやMISIAのライブにも参加されているらしい。


実は、難波さんとは2度ほどお会いしている。SFファン同士として。が、第一印象が、あまりにも、わたし自身の生活環境とかけ離れた方だったゆえ、まるでバーチャル世界での出会いであったとしか思えないようなイメージしか残っていないのである。2度目にお会いした時は、お互い家族同伴のSFファンの集まりであったし。


つまり、「ミュージシャン難波弘之」のファンとして会ったことはないのである。これも、妙な出会いだと思う。もちろん、難波さんのバンドがリリースしたLPは購入したが。今は昔の思い出。


だから、難波さんがこういう言葉使いをするとは、考えもしなかった。勝谷さんに負けてない・・・