<失敗知らずの「かぼちゃの煮物」>dancyu 10月号


野生化したカボチャが実をつけた。昨年、食べ切れなかったカボチャが腐って、その種が芽をだし、ツルを伸ばし、花を咲かせて実をつけたものだが。
結局、まずい。水っぽいので、煮物にしてもホクホクせず、煮崩れしてしまう。かといって、義父がせっかく収穫したものを、無下に捨てるわけにもいかず。

ベーコンとバターの洋風煮

材料
カボチャ・・・・・・・・・・1/4個
ベーコン・・・・・・・・・・4枚
バター・・・・・・・・・・・・大さじ2
固形スープの素・・・・1個
水・・・・・・・・・・・・・・・・400cc
塩、粗挽き黒胡椒・・・各適宜

つくり方
①カボチャは3cmほどの一口大に切る、ベーコンは3cm幅に切る。
②直径21〜24㎝の鍋に水を入れて沸騰させ、スープの素を溶かし、ベーコンを加える。
③続いてカボチャを投入すると、スープがちょうどひたひたに。蓋をして、中火で20分ほど煮込む。
④カボチャが煮汁から顔を出してきたらバターを加えて、汁に溶かし込む。仕上げに塩、粗挽き黒胡椒を加えて1〜2分ほど煮る。
⑤器に盛り、バターをのせる。



作ってみて、家族の評判はよかった。が、材料の分量も、鍋の大きさもまったく違っていた。固形スープの素がなかったので、和風だしで代用したし。


まあ、家庭料理は臨機応変てのが妥当だな。好い加減とか、いい塩梅とか、適当とか。主材料のカボチャもいい加減な育ち方をしてるんだから。