『蝶よ舞え!花よ咲け!嗚呼 胡蝶蘭女子学園物語』

「本屋さんへ行こう」ではなくて、
「お芝居を見に行こう」なのである。

地元のダンスカンパニー『STEPS』の定期公演。
実は、このダンススタジオを知ったのは、やはりネットで。
それも、「劇団」を検索していたわけでもなく、「芝居をみ
たい」と思っていたわけでもなく、うろうろしていたら、東
京の劇団『ヤンキースタジアム』のサイトに行き着いた。

そこの「新着情報」に『STEPS』の公演情報があるのに
気がついたのが昨年。芝居は好きである。自分でも脚本を書
いたこともある。独身の頃は、いろいろ見た。子どもが小さ
い頃は「おやこ劇場」というサークルに参加していたことも
ある。

ということで、昨年は下の娘二人を連れて観劇。
失礼ながら、それほど期待していなかったのである。
だって、出演者の半分以上はは素人でしょ?

そんなことは、なかったですね。

分野で言えば、大衆演劇
歌あり踊りあり(ダンススタジオなんだから、あたりまえか)
笑いあり、涙あり、演芸あり。

今年は、娘たちに振られちゃったので、ひとりで行った。

舞台は、昭和40年代後半の女子高。夜間部の廃止をめぐって、
対立する理事長(母)とその娘。「わが校には、夜間部は不似合
い」と廃止を主張する娘。その娘役を、座長もといステップス
代表の矢畑恵子さんが演じる。三枚目役を、ものすごい存在感
で演じながらほかの出演者を盛り立てていく。脚本、演出はも
ちろん矢畑さん。

地方に、こんな演劇集団があるんだ!
ただ、驚いた。もちろん、中央のプロの劇団と比べれば
荒削りだと思う。
それを補って余りある、パワーと楽しさとテンポのよさは
日常の鬱屈を発散させてくれる。(みかん、ありがと)

がんばれ! 地方文化。

でも、どうして「田舎から出てきた集団就職の女の子」の
出身地が津軽で、なんでガニマタなの〜。
わたしも津軽出身だけど、ガニマタでもなければ
群馬だって、十分田舎だぞ〜(笑