寒月は夕の空に糸をひく

夕空に下弦の月が、爪痕のように浮かんでいます。

今日は定休日。朝から炊事洗濯掃除。振込み、入金、支払作業。あ、郵便局へ行くの忘れた。

午後、職場で一緒に働いていたひとが、脳出血で入院しているのでお見舞い。63歳。3度目の脳出血。一升酒を呑むような人だったので、奥様もご苦労されたようですが、奥様、あっけらかんとした方。入院しているKさんに似合わず、上品。Kさんの仕事は特殊で、農耕機械の操作からメンテナンスまで、細かい作業が多い。耳が不自由なので、会話は難しいが頼れるひとだった。小説が好きらしいので、『小説新潮』をお見舞いに持っていく。が、Kさんの代わりはなかなか見つからないだろう。これで、現場はますます忙しくなっていく。