障害者がやっているダンスチームの公演である。
毎年、何らかの形で聴衆の前で、ダンスを披露してきたメンバーの集大成でもある。
講師でもあるKYOKOさんは、中央でも活躍しているプロのダンサーである。忙しい中を毎月2回の指導を、障害者対象に行なってくれている。
そういった活動の中、県の助成を受けて、大掛かりな発表の場を設けたのが今回の公演。
何度か発表会を見てきたが、今回が特別な舞台だという意識もなく、出演者たちは自分の自分の役割を楽しげにこなし、観客も充分にストーリーを楽しめた。
体全体を使ってのパフォーマンスが、ボディーコミュニケーションのひとつであることを再確認し、相手に伝わることの喜びが、対話ということであると理解したひとときであった。
それと同時に、「プロ」であることの意義は、相手に伝えられることが基本なのだと思わされたのである。指導に当たった講師の力に感服した公演でもあった。