第6回全国障害者スポーツ大会「のじぎく兵庫大会」


○おととしの埼玉大会に続いて2度目となる。国体の開催地と同じ場所になるわけだが、この「第6回」というのは、身体障害者の大会と、知的障害者の大会がひとつになってから、6回目であるということである。


それぞれの大会は、それ以前から続いていた。


2度目ということもあり、競技方法やルール、そういった細かいことも観察できるようになった。身体障害者は、種目によっては、かなり細かい区分に分けられている。が、知的障害者にはそれがない。


種目によっては、身体障害者知的障害者の区別のないものもある。


○この大会もそうだが、国体は全国の県が持ちまわりで開催している。来年は秋田県、再来年は大分県、それから千葉県。かなりのお金が使われるが、使い方もいろいろ。埼玉大会では、開会式参加者に、いろいろな手土産があった。参加選手も、いろんな記念品をもらってきた。が、この兵庫大会は、何もない。選手は参加賞として、記念メダルをもらっただけ。


もちろん、上位3名はメダルとブーケがもらえる。(埼玉大会のときは、ほんとに手作りのようなブーケを、上位に入れなかった選手がもらっていた。障害者大会には、そういう気遣いもほしいね)


今回の大会は、お金を使わない大会として注目されたのだという。それでも、ボランティアとしてお手伝いしてくれる人たちのユニホーム、お弁当。選手のための飲み物、お弁当、それから会場の使用料。かなりのお金がかかる。


そのせいか、「もう国体をやめよう」という発言をする政治家もいるのだとか。しかし、その代わりになるものは、何かあるんだろうか? 興味のない人には関係のないことかもしれないが。


国民文化祭」というのもあるけれど、そっちはもっと知っている人は少ないだろう。


人間が移動するには、お金がかかる。でも、お金が動くことによって、経済が安定していく。我が家の経済は、ちょっと不安定になってしまったが。…神戸は遠かった。