晴れ

夕べの風が、ウソのようにおさまったよい天気

いつものような朝を迎え、長女を起こしに行く。
ぐっすり寝ているというには、異様な表情。頬を叩いても、起きる気配はない。あたりを見回すと、夜寝る前の薬の袋が散乱している。数日分をいっぺんに飲んだようだ。まだ出勤前だった次女を呼んで、救急車を呼ぶべきかどうか考える。
「とりあえず、薬をもらった病院へ電話してみたら?」
次女に付き添いを頼んで、病院へ電話する。早朝だったにもかかわらず、看護師さんや宿直の医師が対応してくれた。

薬を飲んでから時間が経っていること。話し掛けたとき、反応があること。呼吸が止まってないこと。総合して、救急車を呼ばなくてもよいとなった。
「でも、本人が歩ける状態なら、内科を検診してください」
でも、意識は朦朧としていて、おしっこは垂れ流し状態なので、病院へ連れて行くには、わたしひとりでは無理。

でも、緊急を要する事態ではないことがわかって、次女は安心して出勤。

布団を干したり、洗濯をしたりで日はくれていく。
夕方には、長女も自力で起きられるようにはなったが、朦朧としている状態は抜けていない。
このまんまだったらどうしようかと思う。