七夕祭り

七夕祭りといえば、有名なのは東北の仙台。我が市開催の七夕祭りも、北関東一と謳っているが、確認する術を知らず。7月10日から4日間の開催。いつもは閑散とした市街繁華街(繁華街というには、寂れすぎている)も、平日からにぎわっていたようだ。

娘たちをを伴って、歩行者天国となった通りを歩く。色とりどりの七夕かざりは、時代を反映しているようにも見え、浮世を忘れられない人の心と言うものにたどり着く。願うことは、いずこも同じなり。

立ち並ぶ露店は、キャラクター商品を扱ったものが多く、幼い子どもたちや若い女性の目をうばう。くじ引き屋、ラクガキせんべい屋、たこ焼屋、綿菓子屋、焼きそば屋、型抜き屋、金魚すくい、スーパーボールすくい…といった昔ながらの店も、商品のパッケージを変えたり、具の大きさやトッピングを変えたりと、独自の色を売り物にしている。

今年、初めて目にしたのが「佐世保バーガー」特大のパンにハンバーガーが2個と目玉焼きがはさんであった。テレビではお目にかかったことがあるが、実際に食してみると、食べきれなかった。それから、昨年あたりから目にするようになった台湾のカキ氷。正式な名称は記憶があやふやであるが、雪花氷と言っただろうか。ちょうど、新雪の粉雪を口にしたような感じである。同じく去年あたりから出ているのが、中国の焼餅。中東のカバブも数年前から、目につく。タイのラーメンもしかり。

今年、初めて見たのは、トルコのアイスクリーム、ドンドルマ。びろ〜んと伸びるアイスクリームであるが、材料はいったいなんなのであろう。

七夕飾りもさることながら、露天商も様変わり。国際色豊かというべきなのか、グローバル化というべきなのか。通りを歩く人々の会話を耳にしていても、日本にいることを忘れてしまいそうになるのは、暑さのせいばかりでもなさそうだ。