こんなに暑くてどうすんだ

ちょっと、動悸がしたり、頭痛がしたりしたが、なんとか平気。
「緊張したせいでしょう」
お医者さんに言われた

食欲もある。同室のおばさんたちは、一人を除いてみんなガン。でも、どこが病気なんだかわからないぐらい、元気。もちろん、つらそうなときもあるけれど。ガンじゃないおばあちゃんは、九州からきたそうだ。一人暮らしをしていたので、娘夫婦の転勤先まで入院しに来たのだという。やはり、言葉が違う。その上、耳が遠い。義父と同じ年齢。

隣りのベッドのおばさんは、胃に直接栄養剤を注入している。
「あたしのご飯」

向かいのおばさんと、そのとなりのおばさんは実家の母と同い年。どっちも元気良すぎるぐらいなんだけれど、病状はそれほど良いほうではないらしい。向かいのおばさんは、胸水を採って透析し、自分の血管にもどすという治療をしていた。もちろん、ふたりとも放射線治療もしている。よくなりますように。

明日、退院するというおばさんは名古屋出身だという。やはり、なまりが違うね。検診でガンが見つかって、手術したらしい。九州のおばあちゃんも、昔、大腸ガンの手術したという話をしていた。

こう考えると、ガンって、老化の一種なんだよね、やっぱり