早起き散策

イメージ 1
ひと気の少ない桜を見ようと、早起きして出かける。

が、思ったより人手は多い。もう既に帰る人びとも。夜桜のむせるような香りも、いささか薄められてはいるものの、桜の香りはあたりを漂う。
「桜餅の匂いだよね」
ま、喩えとしては妥当かな(苦笑

出店のコーヒーの薫りにさそわれ、桜の下でコーヒーを愉しむ。花びらが紙カップの中に落ちる。桜コーヒー。風情だなあ。朝食代わりのそば粉入りドーナツ。

夜桜は、定番のコースとは逆の門から入り、今朝は定番コースをとる。が、帰り掛けダンナとはぐれた。東門を出て、外堀通りを歩いているとハーレーが3台。内2台がサイドカーを伴っている。運転者は、うちの親よりかなり年配。おお、かっこいいなあ。でも、ハーレーって、家1軒分ぐらいの値段がするんだよね。やっぱり、お金持ちの道楽だよ。

しばらく歩いていると「追手門にいる」と、ダンナから携帯メール。やっと再会(笑 子供たちが屋台のアイスクリームを食べる。アイスクリームと言っても、シャーベットのようなもの。「リンゴ味だったよ」わたしが子供の頃以前からある、アイスクリーム屋さんである。

父母とともに「黒石こけし館」東北地方のこけしを展示している資料館、というか物産館である。純金、純銀でできたこけしまで展示してあり、今は亡き愛知のきんさん、ぎんさんが訪問してくれたという。

建物のそとには足湯場があり、足湯につかりながら、津軽三味線のライブを聞く。若かりし頃は津軽三味線をいいというひとは、ほとんどいなくて、同年代はロックに走っていたよね。ブームって、いい気なもんだね。

フリーマーケットもやっていた。和服をリフォームした服を売っていたブースで、春先用のロングコートを買う。試着して、次女に聞いたら「う~ん、似合わなくはないけれど」とうなっている。そばにいたおばさんが
「ヤンキーかあちゃんみたい?」と笑った。
でも、7000円の定価を3000円で買った。さて、どこに着ていこう(笑 和服地だから、あと何十年も着られるよ。

ところどころに、まだ雪が残っている。実家の周辺は、かつてリンゴ畑が広がっていた。それが今は総てない。住宅地として分譲された場所の、売れ残っていたところは黒い山となっている。
「あれ、全部雪の山なんだよ」
母のセリフに、あ然。分譲地を雪捨て場にしていたのだという。

自宅の近くに、24時間営業のスーパーマーケットができていた。隔世の感あり。