今年は冷夏?

促成栽培のための播種。新しい品種を作るためのものなので、種そのものは少ない。が、数は90枚ほどある。麩に似たマットを水に浸した物の上に蒔くのだが…
「あれ? マットの裏表が違うよ」
へ? しまった。準備したのはわたしだ。
「う~ん、大事な品種だから、蒔き直そう」
研究員のO沢さんのことばに、種を回収し、マットの入れ替え。水で濡らしてしまったマットは、壊れやすいので再使用ならず、破棄。とんだ時間のロス。気をつけていたつもりだったのに、ショック。
「でも、この段階で気がついてよかった。マットの裏表は肥料の濃度が違うから、種が焼けちゃうこともあるから」
はい、以後気をつけます。っても、来年のことだけれど。

系統品種(種を作る前の、一番最初の種)の破棄。育ちの思わしくない物を選別して刈り取って捨ててしまう。よいものを残すための仕事。

草刈機で刈り倒したものを手で集めて運ぶ。…かなりの量である。午後までかかる。ほかの作に混ざると困るので、落穂を拾い集める。何にせよ、手間隙かかる。

生育調査も始まる。穂数、棹長、穂長を測る。それでどういうことがわかるのかというと、収穫量の予想、倒伏に強い品種など。そういうことをやっている時に、三女から電話。留守録設定しておいたのだが、三女には通じなかったらしい。8回もかけなおしてくる(^^; しかたないので、合間を見てリダイヤル。

我が家も苗の育成のためのプールを設置。が、月曜の大風でビニールがはがれてしまった。義父がひとりで直している。まあ、何か仕事をするごとに、義母とケンカ。犬も喰わないやつであります。脳梗塞になると、自分で考えることがめんどくさくなってしまうんだろうか。新しいことを覚えられないのは、しかたのないことなんだろうか。義父の尿漏れはだんだんひどくなってくるし。年だからしかたない、と本人は笑っているだけなんだが(^^; そういうことで、いいんだろうか? いや、ヘタに隠されるよりはいいのかもしれないけれど。だったら、尿漏れパッド使ってくれるといいんだけれどね。これもまた、嫌がっているんでね。お洗濯と臭いに悩まされている義母である。ふう~