雪の降りそうな空は、世を表す

ものすごく寒かった。今日は代休。

次女は今日から学校。お弁当を作る。

三女と一緒に、受験する予定の養護学校まで、徒歩と電車で行く練習。私鉄ローカル線の駅まで、23分。電車30分。駅から学校まで23分。だいたい1時間半で着けばいいのかなあ。学校からそのまま、Uターンしたから、疲れた。駅の回りには、休めるような喫茶店もファミレスもない。ド田舎です。駅までの道のりも、田圃中で、寂しい。こりゃ、なんか物騒な世の中だから、送り迎えが必要かな。三女、見た目は普通だしな~。こういう施設って、なんで僻地に追いやられるのかな? 住み分け? 差別じゃないよ区別だよって? ああ、老人施設もけっこうあった。姥捨て山かね?

こういうとき、思い出すのは『残象』(ジョン・ヴァーリィ だっけ?)というSF。盲人、聾唖者など弱者ばかりで住んでいる街に迷い込んだ主人公。一度、その街を離れるのだが、再び訪ねて行ってもその街は見つからない。が、目をつぶると…という話だったと思う。

この本は、ずっとわたしを見ていてくれたSFファンである友人がくれたもの。もう、その人はこの世にいないけれど、わたしが彼からもらったものはたくさんある。その中のひとつ。読んだときは、そんなに感動もしなかったけれど、実際に自分が似た立場になると、リアルになる。だからと言って、今、どうこうということではないけれど、どんな現実が目の前にあっても、覚悟はできているということは言えるね。

次女が「うたばん」を見ている。
「おお、パク・ヨンハが出るから、観客の年齢層高いよ~」
へ? えとパク・ヨンハって、だれだっけ(もう忘れてる)
しかし、同じ朝鮮人なのに、韓国と北朝鮮、こんなにも違いすぎるのって、やはり情報量の差なの? あ、でも底辺にあるのは反日感情かもね。

国民意識。考えることはいろいろあるけれどね。