風は留まり、空はただ青く

休日ではあるが、ダンナは仕事。と言っても、本人は月火水と休みだった。

掃除洗濯ご飯炊き。12時には、義父が詩吟の会の納め会で、1泊のお出かけ。

次女が美容院へ行って帰って来るのを待って、三女と留守番させ、義母とふたりでお出かけ。駅前のイトーヨーカドーへ。めったに行かないのだが、たまにはということで。

普段着のコートがほしいという義母。いろいろ物色していたら、年配の店員さんすすめられたコートが4万円。庶民からすれば、普段着の値段じゃないよ。結局、着る機会がないし、持っているコートで間に合いそうということで、脚下。

化粧品売り場で、ファンデーション下地を買う。年齢に合わせて、それなりの化粧品を使わないと化粧のノリが悪いことは実感していた。ま、どこへ出かけるじゃなし。義母も、好みのファンデーションを購入。

今日の買い物の目的。実は、義母が金婚記念に指輪がほしいという。テナントの中にはない。そこで、わたしが以前、気になっていた宝石店へいく。それほど大きくないお店なのだが、一軒で店を構え、加工もしている。気に入ったものがなくても、まあ目の保養。ということで入ってみた。品数は多くないが、手ごろな値段のものもある。気に入ったものはあるがサイズがとか、今している指輪が気に入っているが磨り減っているから、などと話している。

そのうち店長さんが「この時節柄ですから、値引きしますよ」と示してくれた値段がすごい。あのあきらめたコートより安い。もちろん、ファッションリングだから、普段使いの指輪だ。が、義母が持っている指輪はもっと高価なものではある。最終的には、新しい指輪と、今使っている指輪のサイズを加工してもらうことになった。それでも、コートよりは安い。

物の価値は、持つ者が決める。買い物して、ストレスが発散できればそれでいいよね。

え?わたしですか? まあ、指輪もイヤリングもブローチもネックレスも、それなりの価値のものは持っていますが、仕事にはじゃまなんでつけていません。つけているのは、義父がカナダで買ってきてくれたメイプルリーフ金貨のペンダントに、ダンナからもらった18金のチェーンネックレスだけ。これは、なんとなくお守り代わりに、肌身離さず身につけてます。

至ってマテリアルなものには、興味ないのですが、宝石のもつ神秘的な美しさは好きではあります。一種の芸術として。