帰路

早朝6時出発
今年のゴールデンウィークは飛び飛びのせいか
東北道はかなり空いていた。

一気に福島に入り、
実家の母がもたせてくれた昼食を食べる。

その後もスムーズな走りで群馬に。
いつもは閉館後に通るので、見たことのない
星野富弘美術館』へ途中下車。

観光客のすごいこと。
逆境を糧に、生命力あふれた詩画が描かれている。
ふと、思う。
星野さんは、自ら死を選ぶ事もできなかったんだ。
どんなに、悲しくても苦しくても。
尊厳死」って、いったいなんだろうね。

実家にいるとき、
「おかあさんも、パソコンやったら?
60代でも、どんどんやってる人いるよ」
と言ったら、
「それは、もともとできる人だから、できたの。
中身がちがうんだよ」
と言われた。反論できない(笑
勘当されたわけじゃないけど、
祖父が入院し、亡くなったときも
父が心筋梗塞で倒れたときも
連絡をくれなかった母である。

もっとも、こっちもぜんぜん電話もしないけれど。
親に愚痴こぼしても
心配かけるだけだし、自分が惨めになるからね。
そんなふうに思ってた。
そばにいるだけが、親孝行じゃないってね。