タイ旅行

kazedayori2006-02-27

職場の有志で海外旅行することになり,三女とともに参加する.初めての飛行機,初めての海外旅行である.


夫婦3組,おばさん4人,独身男性3人,おじさん1人,親子1組・・・計16名.


東武トラベル」申し込み.「往復タイ国際航空」.宿泊バンコク「ザ・ツイン・タワーズ・ホテル」


現地ガイド「S.M.Iトラベル」


ほかの現地ツアーのパンフレットと比べると、割高感は否めない。が、参加者のほとんどが「あのガイドさん、よかったよ」「こんだけ面白い海外旅行は、初めてだ」という感想を持った。確かに、気配り、機転、話題、謙虚さ、日本の添乗員以上だといってよいぐらいだった。


到着当日、日本から添乗員はつかないツアーだったので、不安半分の一行。出迎えてくれたガイドさんは現地の人。日本語は、かなりしゃべれるらしいのだが? 到着その場から彼の腕前は発揮された。当日の夕食は、ツアーに組み込まれていなかった。が、ホテル側と交渉し、無料で提供される。一同、「タイ料理は、手ごわい」という先入観から開放される、ビュッフェ形式の夕食であった。


モーニングコールまでガイドさんはホテル側と交渉し、ロビーでの集合時間を決め、連日の観光を事細かく采配する。まるで、舞台監督のよう。


2日目:暁の寺、王宮、涅槃仏寺院→ショッピング→昼食(飲茶食べ放題)→タイ式マッサージ→
    タイ古典舞踊と夕食


3日目:ダムナンサドワク水上マーケット→泰緬鉄道列車カンチャナブリ→ワンボー駅 昼食(タイ料理)→連合軍共同墓地→ワットチャイチュンボ寺院→カンチャナブリ戦争博物館→ナコンパトム→夕食「ソンブーン・シーフード」(小泉首相もここで会食したらしい)→スワンルムナイトバザール


4日目:アユタヤ(ワット・ヤイチャイモンコン、ワット・プラ・マハート、ワット・プラシー・サンペット)→バンパイン宮殿→昼食「クルン・スリ・リバーホテル」→バンコク 「コカレストラン」(タイスキ)


5日目:帰国


けっこうハードなスケジュールの中、ニューハーフショーを見たいというおばさんたちを案内し、ホテルのマッサージを受けたいという年齢の方たちのためにホテルと交渉し、おばさんの過激な下ネタに速攻変換し、車に気をつけろ、屋台のものは絶対食べるな、買い物はご自分の意志で・・・といった注意事項は何度も繰り返す。で、携帯の着信音は「恋のマイアヒ


「日本に行って、桜や雪を見たい。大きなカニを丸ごと食べたい」という台詞は、社交辞令。彼は、自分の国をとても愛していて、日本人がタイを嫌わないように、ものすごく気をつかってるのがわかる。31歳、結婚3年目。子供なし。イケメンの、タイ男子。裏の横道も知っているような、おもしろいガイドさんだった。トンさんという。


もし、どなたかタイへ行って、彼に会うような事があったら、「日本の桜は、実がならないんだよ」と教えてやってほしい。彼の話で、桜にはすべてさくらんぼがなるんだと思い込んでいるような節があると気がついたのは、帰りの飛行機の中でだった。


タイは熱帯だったけれど、群馬の夏とさほど変わらなかったよ。また行きたいね。