群馬高専学校祭 第十五回「工華祭」


雨模様なので、それほど賑やかではないだろうと、三女と甥を伴って行く。駐車場へ着き、メイン会場へ向う中、何枚のチラシをてわたされたことだろう。

「ここでやってます」と書いてあるものの、位置関係がわからない。とりあえず、端から見て回る事にする。(雨のため、吹奏楽部の演奏は中止だった)

最初に入ったのは、クラス展示「ELectricStudio」
さすが高専、理系だね。
シャープペンシルの芯を、光らせてみせます」
おお、確かに光った…煙出てますね。
「塩化銅の電気分解
これもシャーペンの芯を使うんですね。これ、家でもできそうですね、塩化銅があれば。

茶道部、オバケ屋敷(かなり怖いらしい)はパスして、「家庭でできないおもしろ化学」
レモン電池の構造を一生懸命説明してくれる1年生がけなげ。三女と甥にはさっぱりわからなかったもよう。

割り箸ゴム銃の射的なんてのもある。本来は、自分で作るらしいが、出来合いのものを借りる。いやはや、むずかしい。残念賞で、人工マリモをもらう(教授と一緒に、夜中まで丸めていたとか)。

よくわからない部屋もあるが、のぞいてもわからないところはパス。

おもしろかったのは、手製のネットで造られた迷路。先が見えるのに行けないのが、もどかしい。

「ダーツカクテルバー」…なんか、ホストクラブのような(行った事ないけれど)雰囲気で、ゲームの説明をしてくれる学生が、一生懸命でかわいい。理系の男の子って、しゃべるのへただけれど、こういう場で慣れるのかな?
なにしろ、電車男の集団。白衣の集団。ダークスーツの集団。何をかいわんやである。コスプレあり、着ぐるみあり、コギャルあり。

留学生がレシピを作ったバングラディシュカレー。おいしかった。

機械科の学生手作りの歯車のキーホルダーを買う。

餅つきあり、うどん屋あり、クレープ、焼き鳥、お好み焼き、たこ焼き、焼きそば、フランクフルト、焼き饅頭、チーズケーキ、クッキー、綿菓子、ポップコーン、ダンゴ、和菓子、ジュース、お茶…

ロボット研究会。今年は全国大会に行くそうである。おめでとう。

最後に突撃したのは「SF研究部」
誰もいないんじゃないのかとおもったが、どこかのおじさんがうれしそうに部誌をもらっていた。わたしも、冷やかし半分で過去誌をながめ、ちょっと話をしてみる。部員は9名。女の子はいないだろうなあ。
ふとみると、不思議なダイスゲームがある。とりあえず、やってみよう。
6個の特殊なダイスをころがし、得点を競うゲーム。もう、どこにもないらしい。ということは、ここでしかできないゲームか?けっこう、すばやい判断力が必要。負けちゃった。でもおもしろかった。

帰り掛けに、焼き饅頭をかう。1本150円。
5本ください。
「え〜、5本だといくら。おれ、頭悪くて計算できない」
こら、高専生が頭悪くてどうすんだ。
「おお、するどいつっこみ」
「2本300円って、おぼえときゃ、計算楽だよ」
会話のテンポが速い子もいるんだね。

ふと、ダークスーツを着てる子達全員で、「アルゴリズム行進」やってくれたら楽しいのになあ、と思う。