*世界の名犬牧場

「フライングディスクドックショー」を見に行った。赤城颪吹きすさぶ中、赤城山の中腹にある犬の牧場へ。何年か前に行った時は、ペットショップに、ちょっと広い犬舎がいくつかある程度のものだった。それが、ここ数年のペットブームもあってのことだろう。ちょっとしたテーマパークとなっている。入場料も取られた。


建物内に、いくつかの仕切られた檻があり、小型犬と大型犬が分けられて入っている。小型犬はきゃんきゃんうるさいが、大型犬はおっとりどっしりしていて、おとなしい。


中に入って、小型犬と遊べるコーナーもある。きゃんきゃんうるさいわりには、じゃれつかないのは、しつけがいきとどいているからなんだろう。小さい子がさわっても、じっとしている。


柵もそれほど高くないから、飛び越そうと思えばできないことはないのに、それをしない。ただ、よじ登って外をじっとながめている小型犬はいたが。何を考えているのか、おとなしくただじっと、そとの景色をながめているのである。


もともと、犬猫は苦手だったが、自分の家で飼うようになったら慣れた。昨年、飼い犬が死んでしまったので、義父や三女が「また飼いたい」と言う。もっとも、ここにいるのは血統書つきのお高い犬ばかり。とうてい手はでない。


品種改良された犬猫。命を冒涜するものだという人もいるだろう。でも、自分たちが食べている野菜、肉も長年かけて品種改良されたものだ。食べ残して、捨てているのは冒涜ではないのだろうか。そんなことも考えてみる。


まあ、結局我が家で飼うのは、保健所に連れて行かれたような望まれない小犬がいいということになった。しつけがうまくできて、三女とフライングディスクで遊んでくれるようになるといいけれど。ペットに癒される。あながち嘘ではない。