晴れ

さすがにすこし涼しい

何をするでもなく父母と過ごす

携帯が鳴り、旧友から電話。帰省する前に手紙で連絡しておいた。家族と一緒の時は、行動が規制されるので、なかなか会える機会がもてなかった。25年ぶりぐらいだろうか。年賀状ぐらいでしか、消息を知らなかった間柄だ。

仕事をしているという洋服店へ、会いに行くことにする。
「ヒマな店だし、上司は今日いないから」
駅前通りのその店は、昔は紳士服のオーダー店だったらしい。今は、学生の制服と婦人物を扱っている。
「来るのはね、70過ぎのおばあちゃんが、お茶のみ話がてらに長居していくだけ」
駅前は、大型スーパーがどんと構えている。若いお客は見込めない。小1時間、彼女と話をしている間、お客はひとりも来なかった(^^;

昔話をし、近況報告をし、メールアドレスを交換し、なつかしい時間を過ごした。中学も高校も違い、卒業後も違う道を歩んだお互い。それでも、一時期は時間を共有した仲である。彼女のしあわせを願う。

夕飯の買い物をして帰る。わたしの作ったカレーが食べたいと父が言っていたそうだ。玉ねぎたっぷりのカレーだよね。

夕方、地方紙の夕刊を見ていた母が言う
「これ、おまえの友だちだった子だよね」
みると、青森県ふるさと納税第1号になったという友人。取材を受けたという話は聞いていたが、載るのは今日だったのか。おもわず、mixiを携帯で表示する。まさかネットで再会したよと説明しても、母にはピンとこないだろうね。それでも、「あれはすっぴんだったんだって」というと
「へ~、そんなにすぐに、やりとりができるんだ」
と感心?していた。

電話より、メールの方がお金がかからないし、ヒマな時に見られるから楽なんだよね。ネットの即時性とは、別な1面ではあるけれど