晴れ、洗濯物が乾くぞ

いつもの朝

今日は、三女の学校で、卒業生の保護者を囲んでの座談会。その後、役員会。

座談会は、卒業生の保護者が、自分の子どもの卒業後の生活を話すことから始まる。重いてんかんの発作をかかえるA君。自動販売機の洗浄をする仕事をしている。仕事そのものは単純だが、通うのに大変。自宅から自転車で駅まで行き、駅から上り坂を電動自転車で1時間。冬場は道が凍結する。結局、雨の日や本人の体調が思わしくないときは、両親が交代で送迎する。給料は、きちんと高卒程度の初任給がもらえているという。

B君は、1年間の研修期間ということで、きのこ製造業で、えのきのポットを運ぶ仕事をしている。県の「職親制度」を利用して、就業。県が事業所に委託金を支給し、それが給料の代わりとなっている。3万円。交通費、食費は事業所持ち。1年後に本採用になるかどうかは、わからない。

C君は、授産施設へ通う。利用料5,000円弱と食費を支払い、障害の程度にあわせた仕事を行う。その仕事量で、賃金が支払われる。C君の場合、9,000円程度はもらえるらしいが、結局はトントン。

3人とも、実際問題として、先のことはわからない。でも「今は今のことだけを考えている」そういう話だった。

役員会は、夏休みの始めに学校である納涼祭の役割分担。と、いろいろな行事の話。

終わって、和食ランチ。子どものこと、体のこと、学校のこと。しゃべって笑って、別れる。
「髪の毛、すっきり切っちゃったね」
うん、これ取ったら、もっとすっきりしてるよ
「!?」
カツラだとは誰も気がつかなかった(笑