合同運動会

市内特殊学級養護学校の合同運動会。
特殊学級に通う三女が参加。用具・観察係としてわたしもお手伝い。

一昨年からあたりから、市長や来賓の方が代理ではなくて自ら、開会式に出席するようになった。今年は市長が変わったので、どうだろうかと思っていたが、同じく出席。選挙目的ではなかったのだな。

毎年参加する度、子供たちが成長していっているのがわかる。学年が上になるにつれ、競争意識が出て、意地をみせてくれる。「走りたくない」「なんで走らされているのかわからない」と言った思いが、応援される喜び、勝つうれしさ、負けたくやしさが表現されるようになる。

障碍の重い子ほど、無表情になりがち。ほとんど笑う事のなかった男の子が、リレーで勝ち抜いたとき、うれしそうに笑った。小学校から、マラソン大会ではいつも最後尾を走っていた子だった。

一緒に係りをした小1の男の子のお母さんが言った。
「三人目に男の子が欲しくて生んだんだけどね・・・」と笑った。「わたしも子供の頃は、口数が少なくて」と初対面にかかわらず、自分のことを話す。不安なんだ。
「でも、子供を産んでからは、そんなことなくなったでしょ」というと
「社会にでたら、そんなことなくなりましたね」と答えた。

大学生の頃から、三女を知っている娘さんが、特殊学級の先生になった。
「大人になりましたよねえ。他の子のめんどうみてる」
三女の成長に驚いている。たくさんの人たちに関わりあいをもってきた三女。IQは低いが、生活能力はある。
「IQって、大人になると低くなるんですよ」

・・・自分のIQ,知りたくはないなあ