県大会

障害者スポーツ大会に参加

フライングディスク競技
ディスタンス 飛ばした距離を競う
アキュラシー 5メートル先の円形ゴールを10投中、通過した枚数を競う

だいたい4~8名のグループで競い合い、順位を決めるのであるから、運がよければ記録が少なくても金メダルがもらえる。まあ、順位はどうでもよいと思っている方たちが大半で、自力で成し遂げられたと言う達成感が、意欲につながっていけたらよいという、ひとつのリハビリティーションだろう。

だから、参加者全員にメダルが贈られ、万歳三唱で激励してもらえる。

今朝は、義父が詩吟の大会に行くというので、4時に起きてお弁当作り。それから、朝食を用意して、ダンナを仕事に送り出し、町内にいる同じクラブの子を迎えに行き、同乗させて開場へ。

お手伝いすることになっているので、会場つくりのテント張り。で、ふと気がつく。
「ゼッケンどうしたの?」
三女「あ、忘れた」
先生に伝えると「紙にゼッケンナンバー書いて、はっときゃいいですよ。」
そんなんで、いいんかい。全国大会じゃ、そうはいかんだろうな~。

競技が始まると、誘導係。A,B,Cと3箇所の競技サイトに選手を誘導するのだが、けっこう大変。何しろ、わかっていない人が大半なのだから、迷子になる人まで。付き添いの職員や保護者の方もいるのだが、ひとりにひとり、というわけにはいかない。言葉では伝わらないこともある。

保育福祉専門学校の生徒さんたちが、おおぜいボランティアで参加してくれる。元気のいい子達ばかり。よく、ケラケラわらっている。おかあさんといっしょの、歌のおねえさん、おにいさん。あるいは、体操のおにいさん、といった感じ。確かに、知的障害者は子供と変わらない。素直で、感情豊かで、わがままで、頑固で。

三女の競技結果は、金メダル2個。ディスタンスは全体2位で、まずまず。
「アキュラシーは、何個入ったの?」
「4個」
4個で金メダルかい。(そんなもんです)せめて、全国大会ではもっと入れてね。

ときどき、思う。確かに、障害者や老人、幼児といった生活弱者は優遇されている。が、それだけでいいんだろうか。なにか足りないような気がしてしまうんだが、それが何なのか、まだわからない。もっとほしい、というのではなく、幼児は成長していくし、老人は強者であったこともある。が、障害者は弱者であるだけでいいんだろうか。