発表会

次女が3歳の頃から続けているエレクトーンの発表会。
ピアノ教室も併催しているので、その発表会も兼ねている。40人近い発表者の中、次女は高学年。だいたいが受験期を目安にやめて行く中では、古株。

幼稚園生の子は、親が喜んでしつらえたのであろうおめかしで、一生懸命に演奏している。次女が一番最初に発表会で演奏した曲が『きらきら星』だったなと、なつかしく、ほほえましく思う。今日の次女の演奏曲は、『花のワルツ(「くるみ割り人形」より ジャズバージョン)』だった。本来ならピアノで演奏され、かなり難しい曲。それなりにこなしたように見えたが
「ぼろぼろだったよ~。鍵盤の位置まちがえて、気がついたら、あるべき場所に黒鍵がなかった~。足はふるえていたし」
あははは、知らないひとが聞いたら、完璧に思ったよ。音楽家になるためでもなく、コンクールに出場するためでもなく、ただ弾くことがすきなだけで続けてきた。今回で止めようかな、とも言っていたのだが、「他に好きなこともないしね」と続ける事にしたようだ。

今回、いつもと違う方の参加。どうみても20代で、いままでにいなかった方。主催者の最後の挨拶で、大人になって初めてピアノを始めた方だったらしいとわかる。どうりで、観客の中に、ストリート系ファッションの若者が多いなと思った。男性が『summer(「菊次郎の夏」より)』を弾き、女性が『木星ホルスト作)』を弾いた。音楽が身近になってきたのを、うれしく感じた。

余震はまだ続いている。日が開けて、被害状況が明らかになるのは、阪神淡路大震災の時と同じだ。さて、被災地への救援活動はどう行われるのだろうか。迅速にかつ、適格に行われることをのぞむ。が、わたしはどうしようか。言っているだけなら、だれにでもできるんだけどね。