いつもの朝 雨が降っている

次女と長女は、雨の中、自転車で出勤
心配した長女も起きてきて、普通に家を出た。

2階の部屋で片付けをしていたら玄関の開く音。嫌な予感を感じて窓の外から見たら、長女が自分の部屋へ戻るところ。え?どうしたの。
まるで幽霊のように青ざめた長女の表情。
「バスが来たんだけれど、乗れなかった。運転手さん、不思議に思っただろうね」
鬱病は、よくなったり悪くなったりの繰り返しだというけれど、自分の状態が理解できているのは、まだいいほうなんだろうと思う。
「職場には電話したから」
まあ、無断欠勤よりはいい。でも、これからの査定でどうなるかわからない。仕事自体はまじめにこなしているという点を考慮されていてもね。

いまどきの若い人が、職を変えたがるところは、精神的病が潜んでいるのかもしれない。忍耐力がないと否定するだけじゃ、問題解決にはならないのだなと実感する。自殺に追い込む状況は、作りたくない。