晴れ

昨日の雨と風がウソのように晴れ渡った。

朝食の用意をして、出かける。ダンナと三女が見送ってくれた。

「家庭菜園検定」を受けるために上京。試験会場は、江古田にある武蔵大学。たしか、知り合いが通っていた大学だよなあ(^^;。
11時ごろに池袋に着き、西武池袋線椎名町へ。30年近く前、住んでいた場所。住んでいたアパートは、建物こそ残っていたが、個人の住居となっているらしく、入り口部分は閉鎖され、壁も新しく塗り替えられていた。通りから、かつて住んでいた部屋の窓が見えた。駅前にあったスーパーが売り場を広げ、大型化していたが、そこに住む人々は当時のままの喧騒をかもし出している。店の名前を変えた看板目立ったが、昔のままの店も、いまだ存在している。

懐かしいというより、まだ自分がそこに住んでいるような錯覚に陥った。代わっていないということは、そういうことなのかもしれない。

椎名町駅から東長崎駅に向かって歩く。狭い道はクルマも通らず、日曜の昼間ということもあってか、人通りも少ない。池袋から一駅だというのに、都会のにぎやかさは微塵も感じられず、地方都市と変わらないと思う。アパートの塀に貼り付けられた町内の掲示板に、「トキワ荘記念館」の会館式典の案内があった。手塚治虫や不二子不二夫、石ノ森章太郎などが有名になる前に住んでいたアパートがこのへんにあった。自分が住んでいたときは、まったく気にしていなかったことだったけれど。

東長崎の駅前のラーメン屋さんで、昼食。年配の夫婦が切り盛りしている。この夫婦の年齢を考えれば、わたしがいた頃にもこの店があっただろうということがうかがえる。あの頃は、ラーメン屋さんに行くことなんて考えなかったよね。ラーメンはおいしかった。

電車に乗り、江古田へ。武蔵大学への道は、受験票として送られてきたハガキに詳しく書かれていた。ここまで詳しく書かれていたら、わたしでも迷わない(笑。が、ハガキの道筋は通らず、武蔵大学の方向へ歩いて行きそうなひとの後ろをついていった。無事到着。

思ったより受験者は多く、しかも団塊の世代らしいき男性がめだった。試験内容も、作物の特性、育て方だけではなく歴史にも及んでいる。

3級は50問、2級は70問、いくつか間違えたがたぶん大丈夫だろうと思う。しかし、受験なんて、何年ぶりかなあ(^^;