晴れ、後曇り

今日は、三女の学校で、教育関係のイベントでの製品販売の担当ということで送り迎え。いちいち家に帰ってくるには、ちょっと遠いので、ほかの子のおかあさんと雑談しながら、時間を潰す。三女がとても好きな男の子のお母さん(^^

話を聞くと、お姉さんがいて、お姉さんのお友だちと一緒に遊んでもらっていたのだという。どうりで、おっとりと優しい男の子。女の子の中で育った三女にとっては、気の許せる男の子だ。

その男の子、3年生になる頃、特殊学級へ行くことを勧められて、中学3年生までそのまま進級。高校受験になって、養護学校の高等部へ進学するには「療育手帳」が必要だと言われて、審査を受けたら
「なんでこの子が、特殊学級にいるんですか?」
つまり、障害者とは認めてもらえなかった。かといって、普通高校には進めない。障害者年金はもらえないだろうから、自力で働くしかない。よい就職ができることを祈りたい。

三女が小学生の頃、「学習障害児」という言葉はなかった。普通学級のなかで、普通に授業が受けられない児童は、親の同意を得て、特殊学級に移動した。親だって、「学習障害児」という意味さえ、知らなかった時代。

いまさら、という感はある。でも、障害に対する理解が、もっともっと深まらなければどうにもならない時代になっている。出産率は低くなっているのに、障害者の数は以前と変わらないままなのであるという。