雨なんですが

米麦調整システムの中の、籾摺り過程に出てきた籾殻の廃棄作業。2畳ぐらいの部屋にいっぱいになった籾殻を廃棄するのだが、雨の中の作業にもかかわらず、埃!

雨合羽を着ているから、視界も悪く、動きが鈍い。ベルトコンベアーを使って、運搬車に乗せるのだが、運搬車をうまくベルトコンベアーの下に、バックで停めるのが難しい。

運搬車は、普通の乗用車と違う。ちょうど、遊園地のゴーカートの大型版に、荷台をくくりつけたようなものといえる。クラッチ操作と、ハンドルさばきが、慣れないと大変である。
「なんで、最後でハンドルきっちゃうんですか。曲がっちゃったでしょ」
「荷台はちゃんと、ベルトコンベアーのしたに来てるからいいでしょ」
担当の青年と、笑いながらやりとり。どっちでもいいことに文句をいうのは、信頼してくれているからだと思う。

わたしは立場的にいうと、臨時雇いなので、一番下である。すぐ上にいる立場に人の中には、わたしよりずいぶん若い青年もいる。それでも、一応年上であると認めてくれつつ、成すべき仕事はきちんと要求される。

年齢差ではない信頼関係が行き届いた職場だと思う。